最近はエンディング・ノートなど、市販品が手軽に手に入るようになりました。
まずはそういったものをひとつ手に入れて、ご自身の財産、あるいは負債をリストアップしてみてはどうでしょうか。

遺言があれば、「この財産をこの人に渡したい」といったような、ご自身の意思を明確に伝えることができます。法定相続人以外の誰にでも遺産を残すことができるのも、遺言のメリットのひとつです。 また、遺産分割の内容を明確にしておけば、のこされた家族が遺産分割でもめることを回避できる可能性があります。

せっかく遺言を残しても、あまりに不公平な内容であった場合、たとえば相続したものが遺留分（法定相続分の2分の1）に満たない場合、遺留分減殺請求といった最低限の権利主張をされる可能性もあります。 そういったトラブルを避けるためにも、事前に専門家とよく相談することをおすすめします。

トラブルが発生している場合はもちろんのこと、トラブルを未然に防ぐためにも、法律の専門家である弁護士、司法書士を大いに活用しましょう。